温和篤厚(おんわとっこう)

おでかけ、車中泊、DIYをメインとしています。

ポータブル電源選び

こんにちは『のどか』です。

 

以前から車中泊を度々しているのですが、ポータブル電源を持っておらず、食事は店内かお弁当、照明は電池式、スマホは走行中に充電と、ただ寝るだけの車中泊をしています。

 

もちろん暑いときに扇風機を回したり、冷蔵庫もつかえない。冬も電気毛布などの暖房器具も使えない…春秋限定の車中泊をしています。(^_^;)

 

そんな車中泊旅を充実させようとポータブル電源を検討しています。

またポータブル電源を持っていれば、災害の際にも大活躍です!

 

みなさんはポータブル電源をお持ちですか?

ポータブル電源、たくさんの種類がありますよね。実際の使い方に合わせたポータブル電源の選び方をまとめてみましたので参考にしてくださいね。

1.ポータブル電源で何ができるの?

 ポータブル電源があれば、スマホタブレットが充電できるのはもちろん、家で使う家電製品が車内やアウトドアでも使えます。PCを使ったり、お湯を沸かしたり、外でコーヒーを飲みながらネットサーフィンっていうのもいいですね。

ただ何が使えて、何が使えないかは、ポータブル電源の機種によって違います。その違いを知り最適なポータブル電源を選びましょう~!

2.ポータブル電源ってどうやって選ぶの?

 まずポータブル電源の選び方ですが、色々なメーカーから色々な値段の物が発売されています。

 その違いですが、大きく値段に影響されるのは『容量』の違いです。どれだけ電気が使えるか、という点ですね。

 例えばポータブル電源では有名な『Jackeryポータブル電源700』ですが、 

これは、『192000mAh/700Wh』と表記されているところが『容量』ですね。まずはこの数字が大きい=容量が大きいと考えて下さい。また『純正弦波』というのは100Vコンセントの電気の質と考えていただければ良いかと。『AC(500W瞬間最大1000W)』は100Vのコンセントの出力で、これも数字が大きいほうが使える機器が多いとまずは考えてください。

詳細はこのあと説明しますね。 

3.使う電気の量は?

 ポータブル電源を選ぶ時には、どれだけ電気を使うか(必要か)『容量』を決めます。自分が使いたい電気の量を考える必要があるということですね。そうしないと電気が足りない!(T_T) なんてことが…

合わせて連続的に使う電気の量と瞬間的に使う電気の量も考える必要があります。

これは最大出力、瞬間最大出力に関係します。

その電気の量を考えるには使いたい電気機器の消費電力(Wh)を調べましょう~!

それに加えて瞬間最大電力も分かれば安心です。

 

例えばポータブル冷蔵庫を使うとしましょう。

 

 このポータブル冷蔵庫の消費電力は60Wです。最大出力も同じですが、電源オン時は多少これより多くの電力が必要になると思います。(この冷蔵庫のようにコンプレッサーやモーターを搭載した機器は電源オン時に大きな電力が必要になります。)

例えば先ほどの『Jackeryポータブル電源700』であれば、最大電力は500W、瞬間的には1000Wまで対応可能なので、この点は問題ないですね。

では次にどれくらいの時間使えるかというと、消費電力は1時間あたりの使用電力量(Wh)なので、消費電力60Whのこの冷蔵庫を8時間使えば

  60(Wh) × 8(時間) = 480Wh

となります。『Jackeryポータブル電源700』であれば700Whあるので十分使えますね。

実際は8時間フルに動くことはなく、設定温度まで冷えれば消費電力は下がりますので、消費電力量はもっと少なくなります。

ただここで注意することがあります。実はポータブル電源の実用量は約80%とも言われているので、700Whの80%=560Whが実質的な使える量となります。

ちなみにこのポータブル冷蔵庫は直流(DC)交流(AC)のどちらでも使用可能で、走行中はシガーライターのソケットへ繋げば、ポータブル電源の残量を気にせず走行中も使うことができるのでとても便利で、コンプレッサー式なので冷やす能力は抜群。おすすめの冷蔵庫です。

 

話は元に戻って前項で電気容量『192000mAh/700Wh』って書いてありましたよね。

『700Wh』先ほど計算した480Whと同じですが、 『192000mAh』って何?? ってなりますが、少々話がややこしくなるのでここでは割愛させていただきます。(また別の記事で記載したいと思います。)

とりあえずは『Wh』の数字で比較したほうが分かりやすいので、まずはこの数字をしっかりと見てくださいね。

 

もう少し具体的な話をすれば、スマホの充電で例えると、スマホの充電電圧は5Vです。電流は色々ありますが、2Aとした場合、消費電力は5V×2A=10W ですが、1.5時間で満充電出来るとした場合、充電に必要な電力量は15Wとなり、700Whのポータブル電源であれば、単純計算で約47回(実容量としては37回)スマホ充電が可能ということになります。

よって充電するためだけであれば、こんな大きなポータブル電源は必要ないということになります。

 

もう少し違うもので見てみましょう。

冬の車中泊であれば電気毛布があれば夜暖かく寝ることが出来ますよね。

電気毛布の消費電力は70Wぐらいなので、単純に10時間(実容量で8時間くらい)使える計算ですね。ただこの消費電力は温度調整をMAX(強)にした状態の消費電力で、実際は温度を下げて使うので、倍以上は持ちます。これにスマホの充電や、室内照明、テレビを使っても1泊の車中泊なら余裕ですね。

4.使う電気の質は?

電気の質??電気に質があるの?って思いますよね。

これは100V出力で使用する場合のみ気にしなければならないのですが、USBや12Vの出力は直流いう種類の電気で、100Vは交流という種類の電気になり、この交流は一定のサイクルで電気のプラスとマイナスが交互に入れ替わる電気の流れ方になります。

この交流に限り入れ替わる波(波形)に質があり、ご家庭で使われているコンセントと同等の物が『純正弦波』と考えて下さい。『純正弦波』以外に『疑似正弦波』『矩形波』というものがありますが、パソコンや電子コントロールされるものは、『矩形波』では使用できないので注意が必要です。ただの『疑似正弦波』はその質の幅が広く、先ほどのパソコンなど使えるもの使えないものがあるので注意が必要です。

5.最適なポータブル電源はこれだ!

ポータブル電源選び、たくさんの機種がありどれを買うかとても悩みますが、使用用途に応じたおすすめは以下の通りです。これらを選べばまず間違いないでしょう。

 

■お手軽に複数台のスマホタブレット、デジカメの充電、小型の扇風機などを使う方には(300Whクラス)

◎Smart Tap PowerArQ mini 

 純正弦波ではなく疑似正弦波ですが質が良く、パソコンや電気毛布など使えるようです。 

 

 

■電気毛布や小型の炊飯器、冷蔵庫やテレビなどの使用を考えておられる方には(500Whクラス)

◎iClever

  LEDライトが照明替わりにもなり、車のシガーライターから充電も可能。

 

 

■余裕をもって小型家電をの使用を考えておられる方には(700Whクラス)

◎Jackery

  ポータブル電源といえばJackeryと言われるぐらいのメジャー機種。これを買えばまず安心。

 

■電子レンジやIH調理器、更にはエアコンまで動かすことが出来るパワーと容量が欲しい方には(1000Wh以上) 

◎BLUETTI EB150

  容量は1500Wh!出力は1000Wなので、小型の電子レンジや出力調節でIH調理器など使用可能。ポータブル冷蔵庫などは余裕ですね。

6.まとめ

 ポータブル電源選びは何を基準に選べば良いか迷いますよね。

まずは大まかに使いたい電気機器の消費電力と使う時間から必要な容量の物を選ぶと良いでしょう。その中で紹介した機種を選択すればまず間違いないでしょう。

また将来的にはソーラーパネルを購入して、日中はソーラーパネルで充電させるのも良いですね。特に災害時、電気が全く使えない状況ではコンセントからの充電は出来ないのでソーラーパネルの購入もおすすめです。